災害時に体調を崩してしまっても、病院で見てもらう事は出来ませんし、薬だってありません。
体調不良の体は、災害時のあらゆる行動に悪影響を与えてしまいます。
何より、治療を受けられず苦しむことになるので、生死に関係なかったとしても非常にツライ事になります。
避難所などでは、主に風邪、インフルエンザ、感染性胃腸炎などが流行りやすいとされています。
一般的な対策としては、手先の消毒、マスクの着用などがありますよね。
もし、私が避難生活をするなら、粉塵と風邪、インフルエンザなどの感染症対策として、それらは絶対に実施するでしょう。
上記の対策も大切ですが、体の免疫力を高く維持することも合わせて重要です。
実は、体の免疫力にお口のケアが大きく影響する事をご存知でしたか?
免疫力に大きく影響する口腔ケア、あなたの防災用品の中には口腔ケア用品が入っているでしょうか?
入っていない?なら是非以下を参考にしてみて下さい。
口腔ケアって重要なの?
災害時には水、歯磨き粉、歯ブラシなどが無かったり、不足したりして、口腔ケアが難しくなります。
そして、口腔ケアの不足は、特に高齢者にとって命に関わります。
口内の最近が増殖し、誤嚥性肺炎の原因になるからです。
しかも、最近の研究では、口内環境が悪化すると、細菌の出す毒素により、粘膜の活動が弱まることが分かっています。そして、免疫力などが低下、風邪やインフルエンザに感染しやすくなってしまうのです。
被災生活で体調を保つ事はとても大切で、それには、手洗いうがい、マスクなどの対策に加えて、口腔ケアが重要になるのです。
水が少ない時の口腔ケアの方法
災害時は、まず、水が貴重となるので、水を使わない、もしくは少ない水で済む口腔ケアの手段が求められます。
通常の歯ブラシを使用する場合は、コップに少量の水を準備し、歯ブラシを濡らしながら、歯磨きを行い、最後に残った水ですすぐのが有効です。
可能であれば、水無しで行える口腔ケア用品を準備しておくのがオススメです。
防災用品にはペーパー歯磨きを追加する
水が無くても使用できる口腔ケア用品として、ペーパー歯磨きがあります。
ペーパー歯磨き自体は旅行用品、介護用品として一般的に販売されているものでOKです。
また、嬉しいことに使用期限の記載が無く、防災用品として長期的に備えることが出来ます。
(但し5年位を目安に更新出来ると尚可)
ペーパー歯磨きにはミントが含まれていることも多く、スッキリして気分もリフレッシュする効果も見込めるので、家族分の準備をしておきましょう。
枚数は、1日2枚×3日×人数分位~出来れば1周間分あれば完璧です。
(水が貴重になるのは、主に3日程と見込まれる為)
まとめ
災害時の体調管理は非常に大切です。
そして、一般的な手先の消毒、マスクの着用はもちろん、体の免疫力を維持することが重要になってくるのです。
口腔ケアは免疫力に大きく関係します。
口腔ケアが不足し、口内細菌が増えると、誤嚥性肺炎などの原因となり、
高齢者にとっては命に関わってきます。
それらの対策として、予め、ペーパー歯磨きを防災用品に加えるのがオススメです。