コロナウイルスが流行してるとき、
”もし、コロナと地震が同時に起こったらどうなるの?”
”今から備えるなら何をしたほうがいい?”
と感じる事はないでしょうか?
私は東京で新型コロナの緊急事態宣言が発表された時、大きな不安を感じました。
”もし、コロナウイルス流行時、大地震が起こったらどうなるだろう・・・”と。
新型コロナの流行中でも、大地震は発生します。被災生活だけでも不安ですよね・・・。
でも、それにも増して、気にしなければならないのは、被災中の感染リスクをいかにして下げられるか?となると思います。
実は、そんな時に大きな分岐点となるのが、地震などの防災グッズの準備です。
ここでは”何故、新型コロナウイルスの流行で防災グッズが重要になるのか?”
そして、今、知っておくべき今後の行動、備えるべき防災グッズについてお話します。
この記事を読んで頂ければ、新型コロナなどの病気が流行している時に大地震が起きても慌てないで済むでしょう。
そして、事前に必要な準備、最適な防災グッズが理解出来るので、今から取るべき対策がわかります。 是非参考にしてみて下さい。
<要点>
新型コロナに限らず災害時の病気対策は、通常の防災と基本的には同じ。
最も感染リスクが高い場所は避難所です。
何よりも、避難所に行かずに済む為の十分な防災対策が必要になります。
<事前に準備すべき防災グッズ>
・マスク
・除菌用アルコール、次亜塩素酸水
・使い捨てニトリル手袋
・体温計
・ポカリスエットや経口補水液など
<内容>
災害時は医療インフラがまともに機能しないのはご存知の事と思います。
重症の処置が優先され、そもそも、医師の数に対して患者が圧倒的に多いので、何時間、あるいは何日も診てもらえないかもしれません。
普段なら、ただの風邪・・・。
でも、そんな風邪ですら、適切な処置、薬が手に入らない災害時なら、命に関わります。
現在は、新型コロナウイルスに対する治療薬、ワクチンなどが無いため、特にリスクの高い状況ではあります。
しかし、そうでなくとも、防災対策には、病気にならない為の衛生用品や知識は重要です。
感染リスクを下げるには?
まずは、災害時、もし新型コロナ(病気)が流行していたら、どの様に感染リスクを下げるか?について考えてみましょう。
避難所へは行かない
災害時、病気になるリスクが最も高いのはなんと言っても避難所でしょう。
その理由は、一般的に、病気にかかりたくなければ、以下のような点に気をつけるでしょう。避難所はこの真逆の環境だからです。
- 十分な睡眠
- 少ないストレス
- 人が密になる場所を避ける
- 健康的な食事
- 衛生環境に気をつける
- こまめな手洗い、除菌
また、いわゆる3密の環境そのもので、スペース、リソースの根本的な問題からそれを避ける事が難しいです。
感染者が出た時、平時でさえ隔離が難しいのに、災害時ともなれば、それはほぼ不可能です。
仮に感染者が出ても、ダラダラと被害は拡大するだけでしょう。
ここまでのお話で、いかに避難所が危険と隣合わせなのか、お分かり頂けるかと思います。
というわけで、そんなリスクの高い避難所に行かず、自宅で過ごす事が何よりも大切なのです。
その為には十分な防災が必要なのですが、具体的には何を備えるべきなのでしょうか?
ここでいう防災対策は特殊なウイルス対策ではなく、一般的な防災備蓄です。
簡易トイレ、水、食料と言った災害対策が出来ていなければ、避難所を頼るしか選択肢が無くなるからです。
平時の備えがあなたの運命を分けるのです。
<事前に購入すべき防災グッズ>
防災備蓄の中でウイルス対策に関係する物をリストすると以下のようになります。
使い捨てマスク
洗えるマスクでもいいのですが、災害時は水や除菌製品の利用に制限があるので、
「使い捨てマスク」を二週間×人数分程度準備しておくと良いでしょう。
冬場は、マスクが防寒具、喉の加湿用品として活躍してくれる優秀な防災グッズです。
除菌用アルコール、次亜塩素酸水
コロナウイルスの騒動でも品薄状態になったのは、除菌関連用品です。
災害時は当然のごとく手に入らないので、今から備蓄しておくと良いでしょう。
ただ、エタノール関連は手軽に使えますが、一部の菌には効果がありません。
ノロウイルスなどは次亜塩素酸水などでないと不活性化出来ないので、可能であればアルコール系消毒薬と併せて次亜塩素酸水も備蓄したほうがより安心です。
使い捨てニトリル手袋
使い方次第で効果がないのですが、手を頻繁に洗えない状況下では、使い捨ての手袋を交換する事で衛生状態を確保出来ます。
例えばトイレに行く前に手袋をして、終わったら捨てる。など、手を洗う代用にもなりえます。
これは個人的な意見ですが、ゴムよりニトリルの方が使いやすくオススメです。
体温計
今回のコロナウイルス騒動では、体温管理が感染の目安になる事が分かっています。
災害時も体調不良を数値で確認出来るので、体温計は一家に一つは準備しておくと良いでしょう。
手早く測れるデジタル式の方が便利です。
事前に、各自の平熱も予め測っておきましょう。
ポカリスエットや経口補水液など
もし、病気に掛かってしまったら、最低限、気をつけるべきは脱水です。
皆さん、防災備蓄で水を備えているかと思います。
しかし、ただの水では吸収効率が悪いので、病人にはもっと最適化された水分補給の手段があると安心です。
防災用の水とは別に、病人用として、ポカリスエットや経口補水液などを備えておくと、いざという時、かなり身体が楽になるでしょう。
ただ、賞味期限が短いので、定期的な交換が必要、ネックになります。
可能であれば、ローリングストックで少しずつ消費しつつ補充する方法が良いと思います。
たまには、お風呂上がりにポカリを一杯なんていかがでしょうか?
平時でも風邪を引いたら積極的に利用してみましょう。
場合によっては少し賞味期限の長い粉末タイプも検討してみて下さい。粉末タイプなら場所を取らず、防災用の水に溶かせば補水液として利用も出来るので便利です。
<コロナ流行中に大地震が起きても命を守るために>
新型コロナに限らず、災害時には風邪やインフルエンザなどの病気も含めて感染リスクを下げる為の心がけが必要です。
災害時に病気に掛かると、普段なら問題ないレベルの病気でも大変に苦しむ、最悪の場合は死に至る可能性すらあります。
避難所は人が密集し、病気リスクが高くなります。
また、避難所で普段と違う悪い環境で寝起きすることになれば、身体の抵抗力は低下し、より感染リスクを上げてしまいます。
そんなハイリスクな避難所に行かずに済む普段からの備えが必要です。
特に家庭に弱者、高齢者、子供がいるなら対策は急務だと思います。
<最後に>
防災をこれから始めるなら、まずは簡易トイレ、次に水を備えましょう。
トイレ用品が超重要な理由はこちらから
普通の防災備蓄が整ったら、マスクの備蓄も是非!
マスクは防寒具にもなるのでオススメですよ。
また、どうしても、避難所に身を寄せる事になるようなら、自動車を移動させ避難するのも手です。
自動車は隔離された空間になるのと、リスクの高い人の密集場所から距離を置くことが可能です。
是非、これを機会に、今から出来る災害対策を取って頂ければ何より嬉しいです。
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