私が、誰かに防災に力を入れていると話すと、地域の防災に参加していると思われる事が多いです。
しかし、実際には地域の防災訓練に参加しませんし、関心がありません。
その理由は、
地域の防災を頼りにしていないからです。
そして、地域の防災に頼る必要が無いように備えているからです。
もちろん、誰かが運営しなければならない地域防災ですから、
「参加出来るなら参加すべきだ」
「自分勝手だ」
などのご意見もあるでしょう。
それでも、今の所、活動に参加するつもりは無いのです。
地域防災の本質
地域の防災で守られるのは、対象地域の住民と帰宅困難者となった人達だと私は考えています。
しかし、一方で避難所はその地域の被災者全員を受け入れる能力がありません。
避難所でまず優先されるべきなのは、家が土砂崩れや洪水などで、生活拠点に甚大な被害を受け人々だと考えています。
あるいは、帰宅困難者など、どうしても、防災備蓄が不足しがちな人々に対して提供されるべきです。
本来、自ら備えていれば、3日程度は凌げるはずです。
しかし、愚かにも防災を怠る人がいます。
そして、防災を怠ったにも関わらず、避難所に頼ろうと考えている人があまりに多いと感じています。
そんな人がいるせいで、避難所はキャパオーバーとなりサービスレベルが低下します。
場合によっては、入ることさえ断られたり、収容人数オーバーで衛生状態が悪化したりします。
そもそも勘違いしてはならないのが、避難所は行政が運営するものではありません。
共助の場であり、自分たちが運営しなければならない場所なのです。
決して、宿泊施設、ホテルなどではありません。
そんな事も理解せず、提供されるサービスに対して、文句を言ったりする愚か者もいるようです。
私は、そんな愚か者の事を、助けるに値しないと思っています。
そして、そんな人々が集まる場所には行きたくもありません。
もちろん人道的ではあるべきで、見殺しにしろとは言いません。
でもせめて、愚か者へのサービスレベルと、仕方なく避難所を利用する人間は、
区別すべきだと思うのです。
大人なら、最低限の防災対策をする
大人なら、「自分の身は自分で守る事」を前提に考えて、最低限の防災対策をすべきだと思います。
また、避難所について覚えて頂きたい事がいくつかあります。
・避難所は行政が管理するものではありません。
・避難所は楽な場所ではありません。
・普段から防災をしっかりとしていれば行く必要の無い場所です。
・避難所に頼る事を前提とするのは愚かな行為です。
・避難所で受ける全てのサービス、支援に1ミリも文句を言う事は許されません。
・避難所でサービスを提供する方々は従業員ではありません。
・避難所にいるのであれば、自分が出来る限りの貢献をして下さい。
そして、何より、自分や家族を守るのは避難所ではなく、ご自身の備え、知識なのです。
その為に必要な事は全てお伝えしますので、安心して暮らせる最適、最強防災を目指して下さい。
地域の防災を頼りにする
しっかり防災派の人々でも、地域地域の災害支援に頼る事はあります。
ライフラインが長期間停止すれば、特殊な状況でも無い限り、どうしても物資が不足します。
その点は政府も承知しているので、一週間以上の食料、水などは配給を前提としています。
その配布拠点となるのが、各種学校で提供される地域防災になります。
一週間以上の長期に渡る被災の場合は、物資配給などについて公共の防災を活用しましょう。
まとめ
自分、家族、大切な人々を守る為には、自衛の心構えが必要です。
避難所は、ライフラインが長期間止まった時に利用する最後の手段。
頼らずに済むのが最も幸せで、賢い事と言えるでしょう。
災害対策が出来る環境にも関わらず、他を優先し防災対策をしない人がいます。しかも、当日になって我が物顔で他人の災害対策に頼ろうとする人々を、私は愚か者、怠け者と呼びます。
生活や資金的に余裕が無い人は、無い人なりに、出来ることはあるはずです。
もし地域の災害対策に頼るしかないのであれば、しっかりと地域の防災活動に参加して、その運営もしっかりと担って頂きたいです。
この意見には当然、賛否あるとは思いますが、皆さんはどのように考えるでしょうか?