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防災グッズで「いらなかったもの」ワースト3

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防災グッズは、せっかく揃えても、
いざという時、使えなければ意味がありません。

そうならない為には、正しい情報を集め、
本当に使える防災グッズとは何か?を理解する必要があります。

でも、気をつけるべきは、それだけではありません。

過去、実体験者の体験談から判明した、
“結局、いらなかった残念防災グッズ゛にも注意が必要なのです。

失敗を避ける為にも、「みんなが後悔した防災グッズ」は
知っておきたいですよね。

「先人の教え、失敗から学ぶこと」は、
災害対策をする上でも大切な考え方です。

という事で、
今回は、多くの人が買って後悔した、

「いらなかった防災グッズ ワースト3」

をご紹介します。

この記事を読んで頂ければ、多くの人が後悔した、
“実はいらない防災グッズ“を知ることが出来ます。

また、後悔しない為にどうすべきか?も併せて理解出来ます。
その結果、無駄なお金と時間を浪費せずに済む でしょう。

<今回の要点>

結局、“いらなかった“防災グッズワースト3

1.手回しラジオ

手回しタイプはずっと回さなければならず、体力を消耗します。
発電中は、他の作業も出来ません。

2.ロープ

利用目的の認知度が極端に低いグッズ。
使い道や、ロープワークを覚えていなければ全く意味がありません。
高所からの脱出用では無い事に注意が必要です。

3.携帯浄水器

商品の宣伝にある様に、池や水溜まりの水を飲む事は実際にはありません。
利用シーンが具体的にイメージ出来ないなら、無駄な防災グッズとなります。
逆に、使い方を工夫すれば有効なグッズともなります。(本文にてご紹介)

番外編

・ナイフ

普通の被災生活でナイフを使うシーンはありません。
刃渡り5.5cm以上は銃刀法に抵触し、持ち歩く事すら許されません。

<いらなかった防災グッズと理由>

1.手回しラジオ

災害時にラジオは、情報源として非常に重要な存在となります。

手回しラジオは、ハンドルを回すだけで、
電池切れを気にする事無く、ずっと聴けるラジオです。

電池切れを気にしなくていい。
という安心感、“ハンドルを回すだけ“という手軽さから、
かなりの人が防災グッズとして持っていると思います。

電池切れを気にせず、無限に聴けるラジオ、
LEDライトまで点灯する物もあります。
一見、欠点なんて無さそうに見えますが・・・。

<後悔ポイント>

ラジオは重要な情報源となるので、災害時はずっと点けっぱなしになる事が多いです。
そんな中、手回しタイプは基本的に、ずっと回し続けなければなりません。

当然、ハンドルを回している間は、
他の作業は出来ませんし、何より体力を奪います。
災害時は体力を少しでも温存するのが原則なので、得策ではありません。

また、このジャンルのラジオは、省エネに配慮されていない製品が多いです。

その為、仮に電池で使うとしても、通常のラジオに比べ、
圧倒的に動作時間が短い点も大きな欠点となります。

<後悔しない為に、できること>

省エネで動作するラジオと、液漏れしない乾電池を多めに準備しましょう。
しかし、液漏れ対策された電池でも、液漏れする事はあります。

実際、私もそうでした。液漏れする可能性が低くなると考えて、
保管時は電池を外しておきましょう。

電池備蓄(ラジオ用)の目安は一週間、毎日12時間、
つまり最低84時間分のバッテリー準備がオススメです。

以下の記事では、「無印良品の手回しラジオ」について、辛口レビューしています。
あの無印さんのラジオでさえ、防災にはオススメ出来ないのが現実です。

・ロープ

昔から、防災グッズセットに入っているのがロープです。
用意すべき防災グッズの一覧にもよく見かけたのではないでしょうか?

元々は、瓦礫から人を助けたりする時や、骨折した時の添え木を固定したりする物らしいですが・・・。

<後悔ポイント>

何に使うの?という質問に、大抵答えられないか、間違ってしまいます。
かなり、利用目的の認知度が低いグッズです。

しかも、ロープは使い方、技術を知らなければ使えません。
殆どの人がその使い道や、使う為の技術(ロープワーク)を知らないので、
災害時、活用されないのが現実です。

また、よくある勘違いで、高所からの脱出用だと思ってる方がいます。

これは、大きな間違いです。

普通の防災グッズとして売られているロープは強度や安全性から、
その様な利用は想定されていないので絶対にやめましょう。

<後悔しない為に、できること>

正直な所、ロープは必須の防災グッズではありません。
かなり優先度が低く、上級者、アウトドアに馴染みのある人でもないと使えません。

もし、それでも備えるなら、耐加重の充分ある、10ミリ程度のパラコード、
クライミングロープを20メートル程備えるのが良いでしょう。

一緒に最低限のロープワークも覚えるか、
印刷しておくと、いざという時に便利です。

また、骨折などの応急処置に使うのであれば、
”大きめの手ぬぐい”がオススメです。
手ぬぐいは、止血や固定などマルチに使える優秀な防災用品です。

・携帯浄水器

我が家にもある、携帯浄水器

人は生きるために成人では2~3リットルの水を必要とします。
災害時、飲料水の確保が出来ないと命に関わります。

この製品があれば、水溜まりや川など、どんな水でも濾過して飲める!
これで災害時に水の心配は無い!?
とされる夢の防災グッズですが・・・。

<後悔ポイント>

商品の宣伝の様に、池や水溜まりの水を飲む事は実際にはありません。

どこの水を飲むつもりでしょうか?
具体的な利用シーンがイメージ出来ないなら、
完全に無駄な防災グッズとなります。

<後悔しない為に、できること>

まずは普通に水を備蓄しましょう。

携帯浄水器は、有害物質が溶け込んでない水であれば、
カビなどを含めて除去して飲む事が出来ます。(製品によります)

つまり、ミネラルウォーターなど、賞味期限切れの水なら、
浄水して飲むことが出来るのです。

通常、カビや汚れなどがあると、煮沸しても飲める状態ではありません。
しかし、高度に濾過出来れば再び利用可能となります。

携帯浄水器は、期限切れの水をどうしても飲む時、
または使う場合の保険として備えるのはアリです。
飲まなくても洗浄用などには充分使用する事が出来ます。

当然ですが、水などの期限がある物は、使用しながら補充を繰り返す、
“ローリングストック“で備えるのが何よりも一番です。

<番外編>

・ナイフ

防災=サバイバルというイメージでナイフを備える方がいます。

しかし、被災生活でナイフを使うシーンはありません。
また、ボランティアが持ち歩くマルチツールナイフでさえ、
銃刀法に抵触するとして、没収されるのが現実です。

刃渡り5.5cm以上の刃物は銃刀法で規制されています。
これは、例え災害時でも適用され、持ち歩く事は許されませんので注意が必要です。

不要な防災グッズを買わない為に正しい知識を身につけよう

従来型の古い情報や、イメージだけで防災グッズを揃えるはやめましょう。
時代に適した、本当に必要な物、使える防災グッズであなたの安心を守るべきです。

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