皆さんはしっかりと災害対策が出来ているでしょうか？
災害対策は、あなた自身はもちろん、あなたの周りの人を守る上でも重要です。
しかも、せっかく対策をしたつもりでも、実は不十分である事も多いです。
また、実際に対策の必要性を感じても、
そもそも、何をどこまで用意すれば良いか？分からない。
という話も良く耳にします。
ここでは、注意点や考え方について解説します。
地震対策に的を絞る
災害対策と一口に言っても、備える対象によって対策は異なります。
災害対策には重複する部分もありますが、効果の低い対策にならないように注意する必要があります。
そのために、まず備える対象（地震や台風、停電、洪水など）を決めましょう。
（例：地震対策に長靴はあまり効果的とは言えない）
一般的には地震、台風に備える事になります。
そして、リスクの大きさなどを考慮すると、日本では地震対策をするのが最も賢明な判断でしょう。
地震対策は、台風対策や、他の対策とも共通する部分があるので、応用範囲が広く、様々な状況に対応が可能だからです。
簡易トイレを3つ買う事だって上出来！
対象が決まったとして、どこまでやるか？ 悩みますよね。
「懐中電灯の購入」～「シェルター建設」まで、上を見たらきりがありません（涙
対策の規模によって、お金の掛かり方も大きく変わる事も要因の一つです。
時間と資金に余裕があれば、一気に自分の目指すレベルまで駆け上がれば良いです。
でも、普通は難しいですよね。ですから、まずは、自分の出来る範囲から始めれば良いのです。
というか、始めることが非常に重要なのです。
あるレベルまで行くと、その先は、どこまで安心、快適性を求めるか？次第です。
これから行う対策が無いと、どんなリスクがあるのか？を考えて、それが本当に必要かを検討しましょう。
家具の転倒防止から始めよう
そこで、時間的、資金的な制約から、まずは生死に繋がる部分の対策を優先して行う事が重要です。
致命傷、大怪我に繋がるリスクを下げるのが最優先です。
ご飯を用意してあっても、大怪我してたらそれどころじゃないですからね(^^;)
それから、徐々に被災時の快適性を向上させる対策へと広げていくのがセオリーです。
非常食の備えよりも、家具などの転倒防止策などの優先度が高いです。
場合によっては、”耐震性のある建物への引っ越し”も検討する必要があるかもしれません。
何も起きないのが一番幸せ
災害対策は保険と似た側面があると思います。
どちらも、いざという時の為に、事前に準備が必要です。
そして、事前に準備できれば、安心して生活出来ますし、結果的に何も起こらないのが一番なのです。
しかし、何も起こらなければ、「準備が無駄になった気がする」ものです。
この様な点では、災害対策と保険は共通点があるように思います。
しかし、防災用品には、懐中電灯など、事実上使用期限が存在せず、無駄にはならない物もあります。
さらには、アウトドアなど、災害時以外にも活用方法があるものもありますよね。
この様な意味では、災害が起こらなくても、完全な無駄にはならないので、保険とは違う側面もあるかもしれません。
災害時に豪華生活はいらない
災害時の生活を普段に近付けるのが防災です。
災害対策が無くても、災害の規模が大きくなければ、生活は普段と変わらないかもしれません。
しかし、保険と同じように、いざという時に訪れる環境は、生死に関わるレベルで過酷を極めます。
対策が不十分であれば、あなただけでなく、ご家族含めて、寿命が縮まる程の地獄を体験を゛楽しむ゛事になります。
それに、その状況が訪れた時、あなたには、為す術はありません。
しかし、この地獄の苦境は、事前の準備次第で普通の暮らしに近付ける事が可能です。
それが災害対策なのです。
地獄の沙汰も金次第と言いますが、災害時の生活は防災、災害対策次第なのです。
だからと言って、豪華な食事を用意しておくのは無駄なので、カニの缶詰めとかを用意するのはやめましょう(笑)
もちろん、防災には、被害を減らし、いち早く通常の生活へ戻る為の対策も必要です。
1週間分の”簡易トイレ”から備蓄する
どれ位のレベルで災害対策をするか？
これは、あなたの資金的な制約から決定する事になります。
防災用品で言うなら、ますば人間が生きるために必ず必要なお水
から揃えましょう。
そして次は意外にもトイレ用品を揃える事を強くオススメします。
期間は一週間分を基本として考えるのが望ましいです。
現実的には、水は場所を取りますし、
予算的に揃えきれなければ、まずは三日分でも全然良いと思います。
まとめ
日本は災害大国です。そんな国で生活するなら、災害対策は必須です。
備えが無ければ大災害の際、家族皆で地獄を゛堪能する゛事になります。
災害対策は時間的、お金の制約を考慮して、命の危険が伴うリスクの対策から初めましょう。
備蓄は、まず人間の生活で最重要な水、トイレ関係から1週間分を準備するのがオススメです。
一気にに揃えるのは難しいので、まずは三日分から始めましょう！