停電対策

停電時にはこう動こう!10の行動

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日本は極めて停電が少ない国です。

 

しかし、ひとたび、災害が起これば、

長期間の停電に繋がる可能性があります。

 

そして、普段、経験することのない、

長時間の停電は、人々を混乱させます。

 

停電が発生し、人々が混乱する時、

適切な行動が取れないと、

初動や避難の遅れに繋がってしまいます。

 

これを避けるには、

事前に、“最適な行動を把握しておく事“

がとても重要です。

 

ここでは、災害に伴う、停電を前提にしています。

この停電、長引くかもしれないな。と感じる場合に取るべき行動をご紹介します。

 

いざという時、後悔しないように、行動の参考にして下さい。

 

*停電時はスマホなどを含めて電気を使う機器が役立たない可能性もあるので、このページを印刷しておくと安心です。

 

<記事で紹介sる事前に買っておくと良いアイテムまとめ>

 ・携帯トイレ、非常用トイレ

 ・両手の空く照明(LEDランタン、ヘッドライト)

 ・携帯ラジオ、またはワンセグテレビ


1.落ち着いて安全確保

まずは、安全確保が最優先です。

自分がケガをしてしまっては、誰かを助けることは出来ません。

自分自身の安全を確保出来てから、家族の安全を確認しましょう。

突然の停電にも慌てず、落ち着いて動きましょう。

 


2.バスタブやお鍋に水を溜める

マンション、アパートなどは、

停電しても、貯水タンクには水が残っていて、しばらくの間水が出る場合があります。

水が出るうちに、水を溜めておきましょう。

 

戸建ての場合でも、

いつ断水するか分かりませんから、

可能な限り、お水を溜めましょう。

断水してしまった時は、生活用の水として大変役立ちます。

 

ただし、地震により、配管が破損している可能性があります。

その為、トイレを流す水など、

下水に関わる利用については、下層階や宅内への汚水漏れに繋がる可能性があるため、慎重な判断が必要です。

特にマンションの場合、損害賠償を請求される事態になる可能性があるのでよく確認してくだい。

 


3.冷蔵庫は極力開けない

数時間程度の停電の場合は、

冷蔵庫は開けないようにしましょう。

温度上昇を抑える事が出来ます。

 

全く開閉しなければおよそ2~3時間程保冷されます。

 

逆に長期間に渡る場合は、

開ける前に使用する順番や、調理法などを考えてから、

最小限の時間で作業しましょう。

計画停電などが想定されるなら、ペットボトルに水を入れて冷凍するなどして保冷剤を作っておくのも有効な方法です。

 


4.最小限の安否確認

安全確保が出来たら、停電で連絡が取れなくなる前に、必要最小限で安否確認をしましょう。

参考:安否確認について


5.ラジオやワンセグTVの準備

停電が長時間続くと、一気に情報の入手が難しくなります。

停電の影響で、携帯、スマートフォンが使用出来なくなるからです。

被害、復旧、支援の情報を得るために、

携帯基地局に頼らない情報源を準備しましょう。

少しの電力で長く使用出来る、「ラジオ」がオススメです。

携帯基地局が使えなくなったら、

緊急地震速報も、ラジオが頼りとなる可能性もあります。

 


6.照明類の準備

暗くなってしまうと身動きが取れなくなります。

昼間に停電が発生したら、暗くなる前に、

ランタン、LEDヘッドライトなど、

照明類を準備しましょう。

 

参考:防災で最強のライトタイプはコレだ!

 


7.非常用トイレの準備

停電は断水を伴う可能性が高いです。

マンションなどでは、貯水槽へのポンプが停電で止まると、しばらく後に断水が発生します。

断水すれば、水洗トイレが使用出来ません。

簡易トイレを備蓄している方も多いですが、

その準備、使用には時間が掛かる事も多く、

尿意を感じてから準備するのは厳しいです。

 

停電がすぐに回復しないと感じたら、

すぐに使用出来る程度まで、簡易トイレなどの準備をしておきましょう。

地震などが原因でなければ、バスタブに貯めた水で流す事も出来ます。

また、トイレの使用時には、ランタンなど両手が空く照明があると安心です。

合わせて用意しておきましょう。

 


8.ブレーカーを落とす

停電後、電力供給が復旧した時、

発熱した家電に可燃物が接触したり、ショートが原因で、火災が起こる危険性があります。

これを通電火災と言います。

 

地震などで停電が起きたのなら、電力再開時に通電火災のリスクがあります。

特に不在時に火災が起こると被害が大きくなります。

“どこかに避難する時“は必ず、メインブレーカーを落としましょう。

 

また、落としたブレーカーを復帰させる時には、部屋ごと、順に安全を確認しながら行うと良いでしょう。

 


9.スマートフォンを非常モードへ切り替える

携帯の基地局は停電時に非常用バッテリーで暫くの間稼働します。

しかし、停電が長引けば時間経過と共にいずれ基地局も機能を停止となります。

携帯が圏外になったら、スマートフォンを非常モードへ切り替えましょう。

スマートフォンは電波を受信出来ない時、

通常よりも頻繁に電波を検索、再試行を繰り返し余計に電池を消耗します。

 

非常モードは、無駄な電波探索で、電池を消耗しないように、不要な通信やアプリを制限する事で電池寿命を延ばす機能です。

モデルによって、非常用節電モード、ウルトラ省電力モードなど、

呼び方が異なるので、自分の機種がどの様に設定するのかは予め確認しておくと良いでしょう。

 

<設定方法の例>

Androidの場合:

電源ボタンの長押しでメニューが出る場合、

または、上部メニューを下ろした際に表示されるモデルの場合は、

ウルトラ省電力モードという表記がされている場合もあります。

 

i-Phoneの場合:

“設定“→“バッテリー“→“低電力モード“。

で設定します。

 


10.家庭用ソーラーパネルの給電モードを切り替える

家庭用ソーラーパネルを使用している場合は、

基本的には手動で切り替えなければ、発電された電力は使用出来ません。

 

平時にパネルから直接電力を使用する、

”自立運転モード”への切り替え方法と、

専用コンセントの位置や制限などを確認しておきましょう。

停電時はパネルからの直接給電モードへ切り替える作業を行います。

 


 

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