事前準備が必要な防災用品

現代では防災の神器になったモバイルバッテリーと3つの理由

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私は都内の職場で東日本大震災を経験しました。

まぁ、都内に直接的な被害はなかったので、影響は軽かったのだと思います。

それでも、首都圏の交通機関は完全に麻痺し、帰宅にかなり苦労しました。

私はあの時ほどスマホの電池残量を心配した事は経験したことがありませんでした。

幸いにも、予備バッテリーは持っていました。ただ、あまり容量の大きい物ではなかったのです。

そんな状況の中、バッテリー消費の激しい地図アプリなどの使用も重なって、あっという間にバッテリーが無くってしまったのでした。

あの時は、途中で立ち寄ったマンガ喫茶で充電する事が出来ました。

でも、もし、途中で充電出来なければ、とても家までもたなかったでしょう。

充電が切れれば、情報からも断絶され、迎えに来てくれた妻とも合流が難しくなります。

この経験では、災害時は情報源としてスマホが想像以上に重要になる事。

そして、長時間充電出来ない環境を切り抜ける為にはモバイルバッテリーが重要だという事を強く感じました。

モバイルバッテリーの重要性

モバイルバッテリーとは

ご存知の方も多いとは思いますが、モバイルバッテリーは、主に充電可能なリチウムイオンバッテリーを搭載しています。

そして、コンセントなどの充電環境がなくても、スマホなどを充電する事が出来る便利な製品の事です。

なぜ防災に必要なのか?

災害時、皆が取る行動と言えば?

安否確認、被害速報、支援情報の確認、家族や仲間との連絡などをしますよね。

それらの操作は、全てにおいて、スマホの電池を驚くべき速度で消費させます。

それゆえ、いつもはスマホの電池は1日持つよ。という人でも、バッテリー切れの危険がつきまとうのです。

さらに、停電が発生していれば、スマホの充電は出来ませんよね。

そんな時に命綱なるのがモバイルバッテリーなのです。

あなたがモバイルバッテリーを持つべき3つの理由

1.大規模災害時は停電が発生する可能性が高い

モバイルバッテリーが必要になるのは、停電で、コンセントからの充電が出来ないから。

確かに、通常規模の災害であれば問題ありません。

でも、南海トラフ巨大地震などの広域、大規模災害時には、発電所や変電所の停止、送電線の切断など、様々な理由で停電が発生する可能性が高いです。

スマホの電源を失う事は、あらゆる情報にアクセスする端末を失う事を意味します。

災害時こそ、迅速、正確な情報が必要、そして、その為にはスマホが必要であり、その電源ももちろん必須になるのです。

2.停電は長期化する可能性がある

えっ?少し我慢すれば停電なんて解消するから大丈夫ですって?

いえいえ、待ってください。

確かに、普通の災害であれば、停電は長時間続きません。

しかし、南海トラフ大地震などの大規模災害時には、同時多発的に設備被害が想定されています。その為、復旧作業に時間が掛かるなど、予想出来ない程、停電が長期間する事が考えられます。

(例えば、2018年に発生した北海道大地震では、約一週間の停電が発生しました。)

さて、あなたは”一週間の停電”に耐えられますか?

仮に停電が、ある程度短い12時間程度だったとしましょう。

災害発生のタイミングが、帰宅前の夜だったら?

バッテリー残量が後少しの状況だったら?

普段の電車やバスも動いておらず、歩いて帰ろうにも、頼りはスマホではありませんか?
バッテリーが切れてしまえば、安否確認を行う事も出来ず、家族を不安にさせる事でしょう。

不安になった家族は無謀な行動に出るかもしれません。

もちろん、あらゆる情報から切り離されたあなたも厳しい状況に陥るのです。

3.停電でなくても充電出来ない状況がある

案外盲点になる事があります。

たとえ、停電していなくても、あなたのスマホを充電出来る環境が無ければ同じことです。

私は東日本大震災の時、徒歩での帰宅を目指しました。

途中でスマホのバッテリーが無くなりつつあったこと、夜になってしまった事などから、マンガ喫茶で充電&休憩などをしながら移動しました。

しかし、現実の災害ではマンガ喫茶も利用出来ない、あっても、満室で入れない事は十分に想定出来ます。

そんな時、充電ポイントにありつけなかったらどうしますか?

そして一番の問題は移動する事と充電は同時に出来ないということ。

日のある日中に移動したいと思っても、バッテリーが減っていれば、充電する為にどこかに足止めされることになります。

一刻も早く帰宅したいと思っているのにです。

それに、コンセントが使える、確保出来るとは限りません。移動中にコンセントが無かったらどうしますか?

何とかなるさ、なんて呑気な事を言う人はそれでも結構ですが、私はそうは考えません。

電池切れの仲間を助ける余裕を持ちながら避難するつもりです。

あなたはどう考え、その結果、行動しますか?

モバイルバッテリーの特徴と難しさ

モバイルバッテリーってどれ位使えるの?

モバイルバッテリーには容量表記がされています。

容量が増えればサイズは大きく、重量も重くなるのが一般的で、様々な容量から商品を選ぶ事が出来ます。

例えば、容量20,000mAh(ミリアンペアアワー)であれば、一般的なスマホを5回以上、フル充電する事が出来ます。

バッテリーを節約すれば、1人分であれば2週間は使えると考えて良いでしょう。

それより小さい5,000mAh位のモデルであれば、その四分の一と考えて問題ありません。

防災に最適な製品を選ぶのは難しい

しかし、購入しようと、アマゾンなどでモバイルバッテリーを見てみると、本当に沢山のメーカー、種類、特徴、機能の製品が販売されている事に驚く事でしょう。

まぁ、驚かなかったとしても、詳しくない人にとっては、どうやって選んだら良いのか?迷ってしまうかもしれません。

実は通常利用では問題ない製品でも、防災用品として選ぶ時には向かない製品も多く、慎重な商品選びが必要なのです。

具体的な選び方は以下を参考にしてみてください。

参考:地震対策グッツとしてならモバイルバッテリーを 2種類⽤意するのがオススメな理由

参考:防災モバイルバッテリーに必要な容量とオススメの失敗しない選び方

まとめ

災害時に安否確認、各種支援情報など、あらゆる情報へアクセスする手段となるスマホ。

そんなスマホの充電が切れてしまっては命綱を失うようなものです。

大規模災害時には、長期にわたる停電が発生するリスクがあります。

停電時はスマホの充電が出来ないのはもちろん、停電が発生していなくても、コンセントが確保出来る保証はありません。

また、充電の為に足止めされる可能性もあり、防災用品として、モバイルバッテリーの準備が必要です。

 

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