非常持ち出し用のライトを備えている方は増えてきました。しかし、それだけでは、外出先で地震などにより停電した時、身動きが取れなくなってしまったり、初動が遅れてしまう可能性があるので注意が必要です。
今回は、以下について解説します。
・持ち出し用のライトとは別に、常時携帯用のライトが必要な2つの理由
・代替手段としてスマホのライトが利用できるか?
常時携帯用のライトが必要な2つの理由
1.夜間の行動に必要
夜間に停電すると、避難などの行動には明かりが必要です。家まで近い距離でも、出先で明かりが無ければ行動不能になってしまいます。また、昼間に被災しても、夜までに停電が解消、帰宅出来るとは限りません。
2.避難の初動や危険への対応が遅れる。
消防法や建築基準法では非常灯の設置が定められているので、比較的大きな施設であれば、停電時でも非常灯に切り替わり、完全な暗闇とはなりません。
しかし、確保される明るさはわずか1ルクス(満月の夜程の明るさ)と非常に暗いです。眼が暗闇に慣れるまで、まともに動くことは出来なくなります。また、小さな規模のお店や施設の場合、そもそも、非常灯が無いケースもあります。ここでの問題は、明るさが不足して周囲の状況把握が難しくなり、初動が遅れたり、危険に気付きづらくなる事です。
この様な理由から、最低限の明かりを確保する事が重要になるのです。
スマホのライト機能での代用は可能か?
そこでお持ちの方も多いスマートフォンのカメラライトを懐中電灯代わりに使用する事が一つの選択肢となります。個人的には、スマートフォンは情報収集など、もっと重要な用途にバッテリーを使うべきだと思いますし、小型のライトも持ち歩いています。
しかし、普通の感覚からすると、小型とは言え、ライトは持ち歩くには邪魔というのがあります。
一方、スマホであれば手元にある割合は高く、電池消費量は一時間に約10%と致命的ではない。などの理由から、初動についてはスマホのライト機能での代用も問題ないと判断出来ます。
以下の場合は別途ライトの準備が必要
ただし、スマホについて以下の場合は別にライトが必要になります。
・スマホを持っていない、または持ち歩かない。
・懐中電灯機能に関して使い方が分からない。または機能が無い。
・古くてすぐにバッテリーが無くなる傾向がある。
・予備バッテリーなど、停電時の再充電手段が無い。
注意点
また、スマホライトはあくまで初動での代替手段であり、避難所への移動などには向かない事を理解しておく必要があります。地震などで荒れた場所を移動中、もし、落として壊してしまえば”明かり”だけでなく”貴重な情報源”を失います。その点、やはり最強な装備はヘッドライト型LEDライトを持ち歩く事です。両手が空きますので、避難所までの移動、避難生活などでも桁違いの機動性と安全性を確保出来ます。
オススメの常時持ち歩き用ライトはコレ!
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