よくある非常持ち出し袋ですが、本当に役に立つのでしょうか？
というのも、このセットが役に立つのは、自宅が損壊し、安全上の理由や備蓄不足により、
避難所へ移動しなければならない時です。
まず、建物倒壊、家具の転倒などによりケガをしない対策は大前提となりますが、
その状態であれば、水や必要な物資が揃っていれば避難する必要はないはずです。
また、水２L、食料少々の非常持ち出し袋を持って避難所へ行ったらどの様になるか？
避難所では、トイレが設置されるまでに数日、食料配給まで約３日程度が想定されます。
場合によってはさらにひどい状況でしょう。
そんな状況下では、避難所内の弱者（子連れ、お年寄り）が自分たちに食料を分けてくれないか？とお願いされることでしょう。
もし、そんな人にあげてしまったら、貰えなかった人達は不満に思いますし、
上げなかったら、その人達に不満に思われてしまいます。
中途半端な防災をしていたからこそ、そんな嫌な思いをすることになってしまいます。
ですから、防災用品は隠しておくしかありません。
私は、そんな防災を怠った人たちが集まる避難所へ行く事にならないように
日頃からコツコツと防災をすることを強くオススメします。
もし、被災した時には、本当に大切な人に対して、
日頃から備えたご飯やお水を分けてあげたりして下さい。
給水や配給を受ける以外に、避難所へ近づかない事をオススメします。
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