災害対策や取るべき行動はその時の季節、気温、
真夏に被災した時、まず、間違いなく注意しなければならないのは”脱水”、そして、”熱中症”です。
人間は、身体の2%の水分を失うと脱水状態となり、3%ではめまいなどの症状が出る。10%で生命に関わります。
<症状例>
2% のどの渇き
3% 強い渇き、ぼんやりする、食欲不振
4% 皮膚の紅潮、イライラする、体温上昇、疲労困ぱい、尿量の減少と濃縮
5% 頭痛、熱にうだる感じ
8~10% 身体動揺、けいれん
事前対策としては、水分やスポーツドリンクの準備でしょう。
しかし、仮にそうした対策があったとしても、熱中症になるような外気の中、自宅まで長距離移動するような事は”絶対にすべきではありません”。
例えば、夏の炎天下で歩くと、人はわずか10分で100mlもの水分を失います。
60kgであれば体重の2%の水分(1200ml)が失われると脱水状態となりますから、給水しなければ、120分以内には脱水状態となります。
仮に自宅ににたどり着けても、停電でエアコンは無いかも知れません。場合によっては、熱中症で倒れるかもしれません。
夏場に長時間行動するのは、自殺行為と表現しても過言では無いでしょう。
基本的には、すぐに日差しを避け、水分補給をする事が必要です。
ただし、最寄りの避難所に移動する程度は仕方ないかも知れません。
<生命維持に最低限必要な水の量>
ちなみに、生命を維持するのに最低限必要な水分量は、
不感蒸泄と呼ばれる発汗、代謝に必要な水を合わせて1日おおよそ約1Lです。
つまり、動かなくても、おおよそ1日で脱水状態となるということです。
<脱水状態までの猶予>
それでは、夏以外で普通に活動した場合はどれ位で脱水状態となるのでしょうか?
登山などに使われる脱水量の計算式を使用すると下記の通りとなります。
体重60KGの人の場合、1時間で失われる水分量は = 60kg × 5ml/h = 300ml
つまり、4時間で脱水状態となることが分かります。
これは、例えは季節が冬だったとしても、
移動、活動する時間の猶予は4~あっても8時間程度しかないということが言えます。
それ以上、水分補給無しで活動するのは危険です。
<水分補給で絶対に気をつけるべきこと>
水は小腸などから吸収されますが、一度に腸から吸収出来るのは最大で、200ml、それ以上は吸収されず、無駄に排出されてしまう事になります。
その為、”200ml以下に分割したこまめな”水分補給が必須です。
まとめ
水の備蓄は絶対に必要
夏場に被災した場合は、すぐに日陰に避難、むやみに動かない事
喉が乾いたと感じたら既に2%以上の脱水状態になっている。
避難や活動によって脱水する為、水分補給無しで行動することは季節を問わず脱水注意
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