昔の防災グッツ⼀覧には確実に無くて、現在でも載っていることの⽅が少ない物って何だかご存知でしょうか?
昔は存在すらしなかった物ですが、現在は防災グッツとして、ほぼ必須と⾔って良い物があります。
それはタイトルの通り、モバイルバッテリーです。
あまり重要視して書かれていないのですが、現代においてはめちゃくちゃ重要な防災⽤品となりますので、今回はそれについてお話させて頂きます。
・モバイルバッテリーとは
ご存知の⽅も多いですが、モバイルバッテリーとは、携帯、スマートフォンを充電する為の予備バッテリーの事で、⼀般的には再充電可能なリチウムイオン電池が搭載されている製品です。
安否確認や情報収集など、災害時こそ必要になるスマートフォンは⼤規模災害の際に起こる停電ではバッテリーが無くなってしまい、致命的な問題となります。
場合によっては、停電は数⽇におよぶ可能性があり、安全や⽀援に関する情報を適切に受けるには、モバイルバッテリーの準備が必須です。
2種類のモバイルバッテリーを備える3つの理由(ワケ)
以下の3つの理由から、モバイルバッテリーは出来れば2つ以上を⽤意する事をオススメします。
・災害はいつ起こるか分からないので、常に携帯する必要がある。
例えば、政府は今後30年間でM7からM7.5規模の地震が発生する確率は青森県東方沖・岩手県沖北部、宮城県沖では90%を超えると発表されました。
・一方で、停電が長期化する恐れもあるので大容量のバッテリーが必要
2018年の北海道地震では約1週間の停電が発生しました。
・でも常に持ち歩くには大容量バッテリーは重すぎる・・・・。
約20,000mAhのモバイルバッテリーの重量は約350g(缶ジュース1本分)程。
→これらの解決策
そこで、常に携帯するのは、軽量、コンパクトなタイプを
家や職場など置いておける場所では複数、または数⽇使える⼤容量タイプを備えるのがオススメです。
2種類のモバイルバッテリーの選び⽅
・常時持ち歩き⽤
まずは、常に持ち歩く軽量な物。
移動中に被災した場合に避難場所に辿り着く為、初動の安否確認に使⽤します。
容量の⼤きいモデルの⽅がより⻑期間の停電に耐えられる為良いですが、⼤きいモデルだと、重く、スペースを取ってしまうので持ち歩きには向きません。
何日かして、重いからという理由で家に置きっぱなしになっては元も子もありません。
⽬安としては、おおよそ5,000mAh(ミリアンペアアワー)以上が容量と重量のバランスが良く持ち歩きに最適です。
それともう一つ重要な知恵を覚えておくと良いでしょう。
万一、移動中に被災し、停電が⻑期化しそうであれば、スマホを省電⼒モードへ切り替えて延命するのがオススメ!
(参考:停電時に取るべき12の⾏動)
・⾃宅や職場へ設置⽤
もう⼀つは⾃宅に置いておく⼤容量タイプ。
停電が⻑期間続いた場合はコンパクトなモバイルバッテリーでは対応しきれません。
その為、家族で使⽤する事も考慮して20,000mAh以上の物がオススメです。
可能であれば、職場にも⼤容量タイプがもう⼀つあると安⼼です。
バッテリー容量が20,000mAhというのは、例えはiPhoneX(テン)なら約5回フル充電出来る容量があります。
知らないと⼤損害!モバイルバッテリーの特性とメンテナンスの⽅法
・バッテリーは使わなくても定期的に充電が必要
実はモバイルバッテリーには厄介な特性があります。
製品の性質上、使わずにおいておいても少しずつ放電してしまうのです。
その為、定期的に充電する必要があります。
⽬安は3ヶ⽉〜半年に⼀度位で良いと思います。
バッテリーが劣化するので、コンセントに挿しっぱなしにするのは避けましょう。
通常利用では問題無いのですが、常に挿しっぱなしにすることは想定していないようで、私はこれで失敗しました。容易に過充電状態となるようで、バッテリーが劣化したのはもちろんですが、バッテリーパックが膨張して外装が外れました(汗
皆さんもご注意下さい。
また、給電量はバッテリーの品質で全然違います。信頼出来るメーカーの製品を揃えましょう。
(参考:信頼出来るモバイルバッテリーの選び⽅)
<まとめ>
現代の防災⽤品として、モバイルバッテリーはほぼ必須です。
移動⽤にはコンパクトタイプを、家や職場には⼤容量タイプを備えるのが最善策となります。
モバイルバッテリーは放置するだけでも⾃然放電するので、3ヶ⽉〜半年毎に再充電する必要。
メーカーによりバッテリーの品質が⼤きく違うので、⼤⼿メーカーのモバイルバッテリーを選ぶ事が必要。
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