安否確認方法はいくつもあります。
メール、Line、SNS、災害伝言ダイヤル、伝言板・・・。
結局どれが良いの?とか、Lineでいいじゃない?
なんて思っていませんか?
実は正解は一つではありません。
大切なのは、どんな選択肢があるのか?を把握する事です。
そして、メリットデメリットを理解し、何かトラブルがあった時、予備策(プランB)で連絡を取れる準備をしておく事にあります。
安否確認方法の選択肢は色々ある
安否確認の方法は、
Line、メール、SNS系、災害用伝言ダイヤル171や伝言板(キャリア別やWeb171)
それらをまとて検索出来るサービスまであります。
どの様に選んだら良いのでしょうか?
安否確認のメインはデジタルツール!
被災時の連絡手段として最有力なのは、インフラの特性上、デジタルツールとなります。
特に、LINEやメールは災害時に役立つ事は既に実証済みです。
しかし、安否確認をそれらの手段だけを当てにしてはいけません。
どの様な注意点、問題があるのでしょうか?
災害時のLINEやメールの利用で気を付ける事
LINEやメールは基本的にサーバーへ接続出来なければメッセージ送信が出来ません。
送ったつもりのメッセージが実はスマホから送信されず、通信が復帰後も送られない事も十分考えられます。
それに気づくのが遅れれば、それだけ安否確認も遅れてしまいます。
また、たとえ送れても、混雑が発生していると、メールが数時間後に届くという事も容易に発生します。
アプリやスマホが壊れた時も想定する
他にも様々な理由でスマホが利用できないことも十分考えられます。
例えば、・・・
・バッテリー切れ
・アプリ不良
・端末の故障
・避難中に落として破損など
電話しかない人の安否確認はどうするか?
デジタルツールが使えない高齢者の家には未だに電話しか連絡手段が無いケースも多いです。
その様な家庭の安否確認にデジタルツールが使えません。
あなたは地震が起こって実家の状況が気になった時、実家の安否確認は電話でしていませんか?
本当に家族を心配になるような、大きな災害時に普通の電話は利用出来ません。
事前にどの様に安否確認をするのか決めておきましょう。
バックアッププラン(プランB)を考えておこう
メインのツールが使えない時などにこそ、予備のプランが必要です。
そんな時に役立つのが災害伝言ダイヤルであり、災害伝言板なのです。
デジタルツールが使えなければ、電話機から171などの伝言サービスに登録する事が出来ます。
自分の端末がバッテリー切れ、故障などの場合でも、周りに利用できる端末さえあれば、WEB171を利用することで伝言を書くことも確認する事も出来ます。
また、電話しか無い家の安否確認もお互いに確認することが出来ます。
平常時のツールが万一、使えない時に備える事が大切なのです。
オススメの安否確認方法とバックアッププラン
普通の地震など、インフラが損傷しないレベルであればデジタルツール、メールやLINEなどで行うのが最も手軽で早いです。
普段お使いの連絡ツールで安否確認を行いましょう。
ただし、電話回線を使用する通話だけは、絶対に行ってはならない行為。
御法度です。
上記で述べたような最悪のケースでは、電話機から利用する171の災害伝言ダイヤル、デジタルツールが使えるならWEB171の利用がオススメです。
特にWEB171は固定電話、携帯、PC、スマートフォンのあらゆる機器からアクセス可能です。
また、携帯各社が提供する災害時掲示板との連携もしています。
そのため、電話から171へ音声で登録した人とも相互に安否確認を行うことが出来るので大変オススメです。
さらに、ここでも安否確認が取れない場合、企業や各自治体が公開する安否情報までを一括して検索出来る
「J-anpi安否情報まとめて検索」
というサービスを覚えておくのが安心です。
必要な事前準備
事前に共有しておかなければならないものもあります。
1.利用時の鍵となる電話番号を決めておく
災害伝言ダイヤル(171)やWEB171は、キーとなる番号の共通認識が無ければ利用出来ません。
予め登録する番号を決めておく事が必要です。
キーには、固定電話や携帯電話の電話番号が利用できます。
どの番号を利用するか決め、覚えるか、携帯が使えない時に備えて、紙にメモして財布など入れて常に持ち歩くようにしましょう。
2.必要なサイトのブックマーク
災害時は通信状況が悪かったり、必要なサイトに辿り着く事が難しくなる場合もあります。
予め以下の2つについてはブックマークやメモなどをして、
すぐにアクセス出来るように準備しましょう。
・WEB171(https://www.web171.jp/web171app/topRedirect.do)
・J-anpi安否(安否情報まとめて検索)https://anpi.jp/top
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