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防災モバイルバッテリーに必要な容量とオススメの失敗しない選び方

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私は数々の防災用品を検討する中でモバイルバッテリーについても様々なトラブルを体験しました。壊れやすかったり、異常に発熱したり、それに色々と調べる事で、様々な問題や防災用品としてのポイントを把握する事が出来ました。そんなちょっと無駄で時間の掛かっている経験を元に、皆さんには無駄な買い物をしないように、イザという時に困らないように、情報をシェアさせて頂きます。

モバイルバッテリーのトラブル、失敗例5つと選ぶ基準

1.容量が表記より明らかに少ない、または足りない。

良くあるのが、メーカーが記載している性能よりも圧倒的に性能が低い事です。メーカーや製品によって搭載されている内臓充電池、制御チップは異なります。酷いメーカーになると、中身を開けるとそもそもバッテリーの容量が小さい物が搭載されているなんてこともあります。ここまで来ると詐欺ですよね。でも、開けて見る人いますか?

また、充電式のモバイルバッテリーは電池式と異なり、充電環境が無ければ再利用することが出来ません。そんな時でも不足する事がないように少し多めの容量で準備する事が必要です常時持ち歩き用として5,000mAh以上、家庭、職場保管用としては20,000mAh以上がオススメです。

2.自然放電が酷い

モバイルバッテリーは特性上、自然放電してしまうのは仕方ない事です。自然放電(参考:Panasonic)しかし、そんなレベルではなく、かなり酷く放電してしまう残念な製品も多く、そんな製品に当たると、充電しても、あっという間に放電してしまいます。いざ使おうとした時には、バッテリーがゼロ・・・。最悪な製品だと、朝充電して、何も使っていないのに、バッテリーゲージが減っている・・・。なんてこともありえます。これは、内臓されているバッテリーの品質、制御チップの造りが悪いのが原因です。

私も色々な製品を購入し、試しましたが、ある製品は一晩で数%も放電されるのに、別の製品は1ヶ月で同じ位しか減らなかったり、かなりの違いを体感しました。防災目的で購入する場合、頻繁に利用する事はありませんから、気づくのが遅れる可能性があります。さらに、製品の特性上、定期的な充電が欠かせないのですが、性能の悪い製品だと、非常に短いスパンで充電(すぐ減ってしまうから)しなければならず、バッテリーが短い間に充放電されることで寿命を短くしてしまう問題も併発してしまう為、この点にも十分に注意して選ぶ事が必要です。

3.すぐにバッテリーが劣化する

充放電を繰り返すうちにバッテリーは劣化してしまいます。これも特性上仕方ない事ですが、短期間で性能が劇的に低下してしまう製品があるのです。私の経験では、まだ数十回しか使っていないのに、当初の性能から比べて半分程度に容量が落ちるケースもあり、最悪の場合は、バッテリーが損傷し、安全機能が働き充電すら出来ない・・・。なんて事にもなります。

しっかりと、搭載バッテリーの品質が良い製品を選ぶ必要があります。

4.充電速度が遅い

以外に重要なポイントとなるのが、充電速度です。充電速度は、スマホへの充電速度とモバイルバッテリー自体の充電速度の2種類があります。早いに越したことはありませんが、防災用品として備蓄する場合に重要になるのは、どちらかと言うと、モバイルバッテリー本体を充電する速度の方です。
例えば、停電が断続的に続く場合や日中ソーラーパネルを使用して充電する場合です。短い時間で充電出来なければ、せっかく太陽が出て100の電力を作れるのに、受け側のモバイルバッテリーが20ずつしか充電出来なければ、残り80は無駄になってしまいます。
特に大容量のモデルは充電完了までに14時間以上掛かるものもあり、注意が必要です。

目安としては、大容量モデルでも7時間以内にフル充電出来る製品を選ぶと良いでしょう。

5.すぐ故障する

これは運の要素もありますが、明らかに故障までの期間が短い製品、メーカーは確実にあります。レビューなどを注意深く分析すれば分かったりもしますが、仮に保証を受けるにしても、ハズレは引きたくないですよね。

しっかりと、実際の使用者の声を確認して購入するのがオススメです。

防災と普段使いで選ぶ基準が変わる!?

実は、防災用品としては不要、重要視しない機能もあるのです。その為、無駄に高級品を買う必要はありません、ツボを押さえて最適なモデルを選びましょう。あまり重要視しないものは次の通りです。

USB接続口の数

災害時の利用で同時に使用するシーンはあまりありません。
しいて言えば、家族や友人などと使用する場合位ですので、口数にはこだわらなくてもOKです。

QCなどの急速充電技術の種類やグレード

最近のモデルはほどんど急速充電に対応しています。
それ以上の性能があるに越したことはありませんが、非常時はスマートフォンを省電力モードなどに切り替えて節電して利用するのが原則です。
その様な状況下で急いで充電する必要はまずありません。だからこそ、それ以上の高速充電技術は必須では無いのです。

製品を実際に比較した結果、判明したこと

実は、モバイルバッテリーはその性質上、表記容量=実容量ではありません
その為、どの程度スマートフォンを充電出来るか?の目安として、商品詳細には”i-PhoneXをX回充電出来ます”というような目安を示してあることがほとんどです。
しかし、これもまた目安。どこも同じ様な記載をしているものの、実際の容量はさらにまた異なるのです。
であれば、極力実容量が大きなモデルがいいですよね!
ということで、私は容量や変換ロスについては以下のサイトを参考にしようとしてみました。360.Life商品評価サイトサイトの情報を見れば、オススメの商品は圧倒的に以下の2つになるのです。。。。が(汗

①Anker PowerCore Speed 10000 QC
実勢価格:3,340円
バッテリー容量:10,000mAh
質量:204g
実容量は表記容量10,000mAhの81%=8,100mAh

②RAVPower RP-PB060 6700mAh
実勢価格:1,699円
バッテリー容量:6,700mAh
質量:113g
実容量は表記容量6,700mAhの77%=5,159mAh

しかし・・・・・実際に購入し、検証してみると全然違う結果が出たのです。
①の実容量は表記容量10,000mAhの62.40%=6,240mAh(差-1,860mAh)
②の実容量は表記容量6,700mAhの55.67%=3,730mAh(差-1,429mAh)となりました。

私がオススメする製品は?

もちろん、製品の個体差はあるでしょうが、私は自ら計測した結果を元にオススメしたいと思います。個人で使用してみてオススメ出来るメーカーは、Anker(アンカー)とRAVPower(ラブパワー)です。

家庭常設用でオススメなのはAnker PowerCore Elite 20000
実勢価格:4,999円バッテリー容量:20,000mAh 質量:380g

ポイント:本体充電口が2口あり、約6時間という驚異的な時間で本体を充電することが可能実容量を実測してみても、表記容量の64.49%である12,898mAhを記録し、ロス率も悪くありません。

常時持ち歩き用としてオススメなのはRAVPower RP-PB060 6700mAh
実勢価格:1,699円バッテリー容量:6,700mAh 質量:113g

ポイント:ロス率は記事内とは違う結果が出たものの、5,400mAh以上のモデルでは最小、最軽量です。表記容量を5,400mAhとすると、その実容量は72%程度となるので、ちょっと欲張りなスペック表記はマイスナスですが、実使用レベルではベストチョイスです。

まとめ

以上、参考にしてみて下さい。

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