防災用品として沢山の簡易トイレが販売されていますが、実はほとんどの製品が”臭いに関する問題”を解決出来ていない事をご存知でしょうか？強力な消臭機能を強調する製品でも、実際の所、特に便の臭いを消臭することは出来ないのです。
今回は色々な製品を実際に試し、比較した経験から、本当に使える、オススメ出来る製品をご紹介します。
従来型簡易トイレの問題点
災害時はゴミの排出が出来ない為、基本的には自宅であらゆるゴミを保管しなければなりません。簡易トイレも例外ではありません。皆さんも排泄物が含まれる子供の紙おむつなどを長時間放置すれば、いくら袋に入れていても臭いが漏れるのはご存知ですよね。
まず、体験上、どんなに消臭をアピールする製品でも、臭いを完全に消臭する事は出来ませんでした。これは、液体である尿はともかく、便の場合、消臭成分に触れていない部分がどうしても発生してしまうのと、臭い自体が強力で、ビニールにある目には見えない細かな穴から漏れてしまうからのようです。
解決策
その為、消臭ではなく、臭いを封じ込める防臭という発想が解決の道なのです。そして、その防臭能力に特化した製品がBOS（ボス）防臭袋という製品です。同社からは、簡易トイレの製品も出ています。
この製品は、排泄物を数日間袋に入れて保管しても、誰にも気づかれない程の防臭性能を誇り、実際に試してみましたが、本当に驚きます。このビニールは、人工肛門などになった方が便を入れる袋として使用される素材を元に開発された素材で、カサカサ音が少なく、ねじって縛るだけで強烈な便の臭いも完全に封じ込める実力があります。
赤ちゃんのいる家庭にあげる事にしてますが、一度使ってみると、その性能の高さにリピートする方が多い程オススメ出来る製品です。
ただ、普通のビニールに比べると１枚あたりの単価がそれなりに高めですので、オススメの使い方としては、普通の袋で処理した後、この製品の袋に入れる使い方です。複数の汚物や臭いのするゴミを１枚のBOS袋に入れてしまえば、中に入れる袋や簡易トイレは、どんな製品で処理しても良いと思います。
参考：BOS公式ページ(https://bos-bos.com/)
用意する枚数など
購入する場合は、簡易トイレバージョンか、袋単体であれば、最も小さいタイプと大きなタイプの組合せがオススメです。小さな袋だけでも利用出来ますし、大きな袋に入れる事で、他のにおい物も安心して保管する事が可能になります。
１日一人のトイレ回数は一般的に７回で計算されますので、１週間分として一人約５０枚あれば十分です。揃えるのが難しければ、まずは５０回や１５回分を準備して、残りは徐々に揃えても良いと思います。ちなみに、少し小さいですが、ペット用でも同様の効果があります。この袋に入れた状態であれば、室内に２週間程度置いても特に問題ありませんでした。ホント驚きです。
Amazonで購入する場合の参考
驚異の防臭袋 BOS (ボス) 非常用 トイレ セット５０回分(約5,400円)
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