昔は備蓄用食料といえば、乾パンなど乾燥系しかありませんでした。
一方、近年の備蓄食は非常に美味しくなってきています。
普段食べている食事と比べても遜色ない程に美味しい物も多くなってきているのです。
しかし、美味しく、魅力的になったからこそ起きる問題があるのを知っているでしょうか?
それは食欲をそそる美味しそうな良い匂いがする事・・・。
って正直、意味不明ですよね。
もし、あなたが、避難所へ行く事を前提としているのであれば、備蓄食には気をつけるべき事があるのです。
避難時は、美味しそうな匂いが他人のストレスになる
被災経験者の意見によると、
・持ち込んだ非常食を食べてる人がいてイライラした。
・せっかく持ってきた非常食がなかなか食べられず、場所を移動してこっそり食べた。
などの経験談があるようです。
避難所では大多数の人はお腹を空かせていて、ただでさえ被災のストレスでピリピリしてます。
そんな中、いくら自らが備えた備蓄食だったとしても、自分だけ美味しそうな匂いをさせて食事をしている人がいたらどうでしょうか?
分かっていても、イライラするでしょう。
お腹が減った状態で電車に乗ったら、マクドナルドのポテトのいい匂いがして、すごく気になる時のような感覚でしょうか。
大人は我慢出来るとしても、子供だったらどうでしょうか?
隣にいた子供が美味しそうにあなたが食べる様子を見ている。
そして、そのお母さんに、お腹が減った、私も食べたい!食べたいと泣き出す。
両親は申し訳無さそうに食料を分けてほしいとお願いしてくるかもしれません。
食料を分けてあげたのを見て、さらに隣の高齢者が私にも少し分けてくれないか?と言ってきたらどうしますか?
避難所で食べる食料は匂いや音が少ない物を用意しておく
そう、避難所で食べる可能性のある備蓄食は匂いや音が少なく、周囲に気づかれず食べることが出来る物を選ぶ必要があるのです。
非常持出袋に入れる食料も避難所で食べることを前提とするので、同様の基準で選ぶ必要があるのです。
ちなみに、匂いのない備蓄食の量は、避難所でしか食べませんので、3食分位で良いと思います。
オススメは、えいようかんという井村屋さんが出している防災食の羊羹などです。
自宅で食べる食料は美味しい物を準備する
そして、それとは別に美味しい備蓄食も必要です。
避難生活では食欲が落ちてしまい、身体の抵抗力が低下しがちです。
そんな時、美味しい備蓄食は元気や健康を維持するのに大いに貢献します。
-自宅で食べる事を前提とした備蓄食は、良い香り&美味しい基準で選定する。
-避難所で食べる備蓄食は、匂いや音の少ない、コンパクトという基準で選定する。
この二種類を組み合わせがオススメです。
そんなオススメの組み合わせは以下の記事にて紹介しています。
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